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ノロウイルスがニュースになる季節になりました。

今年は急性胃腸炎やインフルエンザが早い時期から流行していますね。

ブルガリでノロウイルスによる集団食中毒が発生したとか、連日ニュースにも取り上げられています。

私たち給食業務に携わるものとして、一番身近な食中毒の原因となってしまいました。

昔はね、こんなになかったのに、一体どうしたのでしょうかねぇ。

また、その辺りは別の機会に取り上げられたらと思います。

 

今日は給食を作っている側としての一面を少しだけお知らせします。

あくまで、大量調理をしている給食従事者に限ります。小規模になればなるほど、あやしいところはありますが…。

ちなみに衛生管理の厳しいランクは、1位は断トツで学校です。その後が公の病院、その後にその他の病院や福祉施設と続くでしょうか。私が病院や福祉施設にいたのが数年前なので、今はもっと厳しくなっているかもしれません。

私たち給食従事者は毎月1回以上の検便をしています。ちなみに私は月2回です。この検便の検査項目にノロウイルスは必須となっていません。

給食の衛生管理の基本は『大量調理施設衛生管理マニュアル』というものになります。いつだったか忘れましたが、必要に応じてノロウイルス流行期の10月から3月はノロウイルスの検査を含めることと追記されました。

必要に応じて…、何とも便利な言葉です。必須ではありません。ちなみに私の検査は実施していません。周りを見ても実施しているところを見たことがありません。(だって、お金かかるしね…。)

ノロウイルス症状が現れたら検査をするところが多いですね。

基本は、手洗い、2枚貝を食べない、体調管理をしっかりするですね。私も今までノロウイルスかわかりませんが、3回急性胃腸炎になりました。どの時もいそがしい時期が終わった直後にちょっと消化の悪そうなものを食べた後になっています。

今の給食室では白衣の上下とも脱いでトイレに入っています。今まではズボンは履いたままというところが多かったのですが、ズボンこそ手でさわるし、便器に接触するし、感染しやすいものですからね。

ただ、給食室でどれだけきっちりしていても、気を付けないといけないのが外です。家のトイレだと症状が出た家族がいれば、消毒を行うことができますが、公衆トイレはそうはいきません。

そうなると大切なのは手洗いです。それと色々なところにさわらないことが肝心です。前に入った人がどんな人か?その人がお腹を壊しているかなんてわからないですもんね。

私が気を付けているのは手洗いした後にドアがある!というトイレもたくさんあります。その場合、肘で開ける、あまりさわっていなさそうな場所をさわる等、地味なことをしています。

とにかく手にウイルスが付いた状態で何かを食べると必然的に体内にウイルスを入れることになりますから、それを防ぐことが大切です。

あとは、もし感染したかな?これはやばいかも?と思ったら、家族にはすぐに申し出て、外に出ないことが大事ですよね。きっと飲食店だと、これぐらいの下痢なら大丈夫、とか、下痢はおさまったし、仕事に穴をあけると申し訳ないから…と調理の仕事に出てしまいがちですね。そうすると取り返しのつかないことになってしまうので、休む、休ませる勇気も必要です。

そうは言ってられない年の瀬ですが、これ以上流行しないことを願っています。

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